- しおん
- I
しおん【四恩】〔仏〕 人がこの世で受ける四種の恩。 「心地観経」では国王・父母・衆生(シユジヨウ)・三宝の恩。→ 二恩IIしおん【子音】⇒ しいん(子音)IIIしおん【師恩】先生から受けた恩。IVしおん【歯音】(1)上の前歯と舌先の接触または接近によって発音される子音。 [t][d][n][θ][ð][s][z]など。 前歯(マエバ)音。(2)中国古代の音韻学で, 子音を五種に分類したものの一。 上の前歯と舌で調音される音。 「心」「邪」「審」「禅」などの子音をさす。Vしおん【私恩】私情から特定の人に施す恩恵。VI
「~を売る」「~を施し其心を収攬し/日本開化小史(卯吉)」
しおん【紫苑・紫菀】(1)キク科の多年草。 日本・朝鮮・中国・シベリアに分布。 観賞用に栽植もされる。 茎は高さ約2メートルになり, 広披針形の葉を互生。 秋, 茎頂が分枝し, 淡紫色の頭花を多数つける。 漢方で根を鎮咳(チンガイ)・鎮静剤とする。 鬼の醜草(シコグサ)。 ﹝季﹞秋。(2)襲(カサネ)の色目の名。 表は薄紫, 裏は青。 また, 表は紫, 裏は蘇芳(スオウ)。 秋に着用。VIIしおん【至恩】この上なく大きな恩恵。「大義~の万国に卓絶せる/新聞雑誌24」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.